われわれ普通の日本人が英語を発話する際、言いたいことはまず「日本語で」頭のなかで発想され、それを英語にして発するという作業を強いられます。
作業を繰り返し訓練する場を提供します。すなわち、こちらが口頭で提示する日本語例文を、その場で即座に簡単な英語に換えて発して頂くという訓練。
日本語例文の内容は、自らの経験をベースとし、初心者の方々実際に遭遇し得るシチュエーションを具体的に想定しうえで、そこで発する(もしくは話しかけられる)可能性の高い、ナチュラルな会話・内容のみを厳選しています。
かつ、語調・文体は実際に会話の際に頭に浮かぶ日本語、すなわち口語調の日本語のみを採用しています。
■例文はすべて「対話形式」
こちらが一方的に発信し続ける会話などありません。会話は自らの「発信」と、相手の発言に対する「応答やあいづち」で構成されます。
初心者の英会話においては、むしろ「応答する」という機会の方が多いぐらいかもしれません。
「はい、そうですよ」、「ふーん、そうなんですか」、「構いませんよ」、「3日前です」、「近いうちには」、・・・
このような、何気ない普通の「返事・応答」の発話練習しておくことは非常に大切なこと。にもかかわらず、多くの方が軽視してしまいます。
レッスンにて訓練して頂く際の例文は、原則すべて「対話形式」になっています。
このような「対話形式」の日本語、「発信」と「応答」それぞれを口頭英作文するという訓練をすることで、「発信」のみならず「応答」をも同時に訓練して頂くことができます。
■「日本語例文」サンプル
発信 | 応答・あいづち | |
① | いつ着いたんですか? | 2日前です |
② | たまにそこ行きますよ | へぇ、そうなんですか |
③ | 時間どれぐらいかかります? | それほどかかりませんよ |
④ | 聞きたいことがあるんですけど | どうぞ |
⑤ | トイレはあっちですか? | そうですよ |
⑥ | いつそこに行くつもりですか? | 近いうちには |
⑦ | 予約しといた方がいいですか? | そうですね |
⑧ | 日本食がいいですか? | なんでもいいです |
⑨ | それいつ買ったんですか? | ついさっきです |
⑩ | やり方がわからないんですけど | 他の人に聞いてください |
>必要に応じその会話(発信→応答)がなされる設定状況を説明したうえで、「発信」、「応答・あいづち」の日本語例文それぞれを英訳して即座に発して頂きます。
「発信」の方はご自分が相手に話しかける状況を想定し、「応答」の方はその内容で相手から話しかけられた状況を想定した訓練となります。