文の最後部におかれる副詞句のうち一部、汎用性が高く、かつ簡単なもの は暗唱できる状態にしておくことをお勧めします。 

ここでは、多くの方が間違えてしまうや語句・表現として sometimes, sometime, some time を取り上げます。

これらは、いずれも使う可能性・頻度が高いにもかかわらず、まぎらわしいものです。

・sometimes


「ときどき、たまに」という頻度、または「時によっては、場合によっては」的な意味表す副詞。

ちなみに、語尾の s の発音は濁ります。[z] です。

英文中にておかれる場所は、be動詞を使う英文であればbe動詞の後、一般動詞をつかう英文であれば動詞の前におかれることが多くなります。
 

  「これは、ときに役にたつ。」  This is sometimes helpful.

  「ときどき車出勤してます。」  I sometimes drive to the office. 



 
・sometime  


「時」の情報を追加する副詞です。

単独で使われる場合、未来における「不特定な時点、一点」を指します。「いつかに」、「そのうち」、「どこかで」と漠然と示す用法になります。

 「そのうちやっときますよ。」  I'll do it sometime.


また、さらにうしろに時をあらわす別の副詞(副詞、副詞句、前置詞句)をともなって、「(〜の)どこかで、(〜の)いつかに」となることも多くなります。

   「今週のどこかで」  sometime this week 

   「2005年のいつかに」   sometime in 2005  

置かれる場所は、英文の最後部 になります。


 

・some time


sometimes, sometime がいずれも副詞であったのに対し、some time は名詞(句)。

不定形容詞 some と 不可算名詞 time で作られる名詞句。 「ある程度の量の時間」=「しばらく(の時間)」という意味になります。 

 「少しなら時間あるよ。」  I have some time.

 「しばらくかかりそうだわ。」  It will take some time. 


なお、前に前置詞 for を置くことで、for some time' とすることで 「しばらく(の間におよんで)」 という副詞になります。置かれる場所は、英文の最後部。

 「しばらく待っててもらっていい?」   Can you wait for some time?

* この前置詞 for は、しばしは省略される場合があります。

 

 


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