日本人にとって現実的な、「最低限の英語」を習得するために、
簡単な英文それぞれ最初の2〜3語だけに絞り、そこに共通する以下のようなパターンを学習し、暗記することを提唱しています。
「I'm」, 「I don't 〜」, 「Are you 〜」, 「Did you 〜」, 「I'd like to」, 「Can you 〜」, 「Can I 〜」、・・・・・
■ 学習のイメージ(例)
大切なことは、同じテーマの複数の例文を表現する英文に共通する部分としての最初の2〜3語というパターンだけを意識すること。例えば、
・「11月5日で予約をお願いしたいんですけど」
・「もうしばらくここにいたいのですが」
・「日本食が食べたいのですが」
・「トイレに行きたいんですけど」、・・・
これら、「その時点での要望・願望を述べる」英文に共通する最初の2〜3語のパターン「I’d like to」。
提供しております各例文、最初の2〜3語以降の表現・語句については重視しません。
例えば、上の例文 「11月5日で予約をお願いしたいんですけど」 であれば、
英文最初の2〜3語パターン 「I'd like to」 以降の 「make a reservation for November 5th 」 の部分を構成する各語句の意味・用法までを完全に理解することまでは重視しないということです。
つまり、to の後、動詞はmake だろうがtake だろうが気にしない。名詞につく限定詞はa だろうが無冠詞だろうが気にしない。前置詞はforだろうがofだろうが気にしない。
「適当に」、「だいたいで」という意識で。
なぜなら、各英文最初の2〜3語のパターン(上に挙げた例で言えば「I’d like to」)以降については、実際の会話での「言いたいこと」に応じて無限の組合せが存在するからです。
このようにして発する英語こそ、われわれ普通の日本人にとっての現実的な英語です。
手っ取り早く、効率的に英会話を習得するためには、「全文、一字一句正しい英文を」ではなく、最低限必要となる部分、最大公約数であり、汎用性の高い部分だけに絞り、あとは「適当に、だいたいで」という意識を持つことが大事であるとの考えです。